アメリカ産小麦に関する要請書
2013日消連第14号
2013年6月4日
厚生労働大臣 田村憲久様
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 天笠啓祐
古賀真子
真下俊樹
山浦康明
アメリカ産小麦に関する要請書
米国のオレゴン州で未認可の遺伝子組み換え(GM)小麦が見つかりました。このGM小麦が日本国内で流通していないか、早急に調査することを求めるとともに、日本国内で流通しないよう、早急に輸入時のGM検査態勢を強化することを求めます。
今回見つかったGM小麦は、バイオ企業モンサント社が1998年から2005年までオレゴン州のほか、ワシントン州やネバダ州、カンザス州など全16州で試験栽培を行なったものとされていますが、商業栽培は一切認められていません。米国農務省は、このGM小麦がオレゴン州の農場で生育していた理由や、どの程度広がっているか、また米国内で流通しているかどうか、まったく把握していない状態です。このような状況においては、日本に輸出された可能性も否定できません。日本国内におけるGM小麦流通の有無を確かめるべく早急に調査していただくよう求めます。
また、農林水産省はオレゴン州産小麦の輸入停止を決めましたが、前述のように同州以外でも試験栽培が行なわれたことを考えると、オレゴン州産小麦以外にも問題のGM小麦が混入している可能性があります。日本国内にGM小麦が入ってこないよう、輸入時に行なわれているGM検査をより一層強化することを強く求めます。
以上