寿司チェーンなどにゲノム編集魚類の使用に関する質問状送付
ゲノム編集魚が届出受理され、流通の動きがあるため、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンと日本消費者連盟は2021年11月17日、寿司チェーンなどにゲノム編集魚類の使用に関する質問状を送付し、使用しないよう要請をしました。
ゲノム編集魚類の使用に関する質問状
私たちは食の安全・安心のために活動する消費者団体・市民団体です。この質問状は、寿司チェーンと海鮮を取り扱う居酒屋チェーンを経営する事業者のみなさんにゲノム編集魚類の取り扱いについて伺うものです。
昨年12月のゲノム編集高GABAトマトに続き、今年9月にゲノム編集マダイ、10月にはゲノム編集トラフグが相次いで届出受理されたことを私たち消費者は大変憂慮しています。ゲノム編集生物は、生物の遺伝子を多数破壊し、遺伝子やエピゲノムに想定外の変異を起こす可能性が否定できないことから、安全性に不安を拭えません。これまでゲノム編集生物について開発者から届けられ公表された情報を見る限り、安全性が確認されたとは到底言えない内容です。そうしたゲノム編集食品は、健康影響も環境影響も審査を受けず、表示も義務付けられていないため、消費者は選ぶことが難しい状況となっています。
そこで、ゲノム編集魚類についての御社の考えを伺いたく、以下、質問いたします。ご回答は書面または電子メールで11月30日までにお願いいたします。ご回答につきましては回答の有無を含め、当団体のホームページ等で公開します。最後になりましたが、当団体で作成したゲノム編集生物の問題点をまとめたチラシを同封しました。私たちの懸念をご理解いただければ幸いです。
該当する回答に〇をつけてください。
(質問1)ゲノム編集魚類を使用しますか。
1、使用しない
2、現時点で使用する予定はないが、方針は決めていない
3、使用を予定、または検討している
4、その他( )
(質問2)質問1で「1、使用しない」または「2、現時点で使用する予定はないが、方針は決めていない」と回答した企業にお聞きします。使用しない理由は何ですか。
1、安全性に疑問があるから
2、ゲノム編集魚類を使用する必要はないから
3、消費者が不安を持たないか懸念があるから
4、その他( )
(質問3)質問1で「3、使用を予定、または検討している」と回答した企業にお聞きします。使用を予定または検討している理由についてお聞かせください。
( )
(質問4)すべての企業にお聞きします。今後、ゲノム編集魚類を使用した場合、ゲノム編集である旨を表示しますか。
1、使用しないので表示は問題にならない
2、使用した場合は表示する
3、表示しない
4、その他( )
(質問5)ゲノム編集魚類について困っていることがあれば、ご自由にお書きください。
( )
送付先 ㈱あきんどスシロー【スシロー】、くら寿司㈱【くら寿司】、㈱はま寿司【はま寿司】、㈱銚子丸【すし銚子丸】、カッパ・クリエイト㈱【かっぱ寿司】、元気寿司㈱【魚べい】、㈱アールディーシー【がってん寿司】、北一食品㈱【回転寿しトリトン】、㈱喜代村【すしざんまい】、㈱京樽【海鮮三崎港】、㈱アトム【にぎりの徳兵衛】、㈱焼肉坂井ホールディングス【平禄寿司】、㈱テラケン【さくら水産】、㈱クリエイト・レストランツ・ホールディングス【磯丸水産】、㈱大庄【庄や】、㈱モンテローザ【魚民】、㈱ササフネ【丼丸】、㈱笹互【笹互】 ※【】内は店名