フードテック推進ビジョン案及びロードマップ案に対するパブリックコメント

フードテック推進ビジョン案及びロードマップ案に対するパブリックコメント

2023年1月9日

1、フードテック官民協議会という民間企業主導でフードテックを推進することを前提にした協議会による提案であり、最初から結論ありきであり、その提案の在り方に問題があります。

2、フードテックが進める昆虫食・代替肉・細胞培養肉は、食経験が乏しい食品であり、安全性に懸念があり、このようなビジョンやロードマップを示せる段階にありません。撤回すべきです。

3、経済成長のために政府が主導してビジョンが示されているようですが、政府主導で開発される新規食品により危害が発生したら、誰が責任を取るのでしょうか。

4、またビジョンやロードマップを示すとしても、新規食品と位置づけ、厳しい安全審査を義務付けるべきです。

5、規制がすべてガイドラインという曖昧で、規制力の乏しいものになっています。実効力のある法的規制にすべきです。

6、ゲノム編集技術の推進が示されていますが、遺伝子組み換え技術も含めて遺伝子操作は環境への影響や食の安全への影響で強い懸念あります。用いるべきではありません。

7、現在、食品表示制度が消費者に後ろ向き変更されてきています。フードテックの表示制度を提案するよりも、表示制度そのものを消費者に向くようにすべきではないでしょうか。

8、持続可能な食料生産は、土と太陽、水といった自然を基本とした農漁業にあります。このような企業や先端技術に依存することはリスクを増やすことになります。

9、以上の理由から、このようなフードテック推進ビジョン案及びロードマップ案は撤回すべきです。