コオロギ入りパンについての公開質問状

2023年3月24日

敷島製パン株式会社
代表取締役社長 盛田淳夫様

コオロギ入りパンについての公開質問状

私たちは食の安全・安心のために活動する消費者団体、市民団体です。
貴社がコオロギ粉入りのパンを販売しているとの情報を耳にして、驚きと共に失望を禁じ得ません。貴社は国産小麦を積極的に使用し、食品添加物の使用削減にも努めているため、食の安全・安心に熱心な企業であると思っていました。私たちは、貴社が注意表示しているように甲殻類アレルギーの人に交叉反応によるアレルギーを起こす可能性が高いのみならず、昆虫の蛋白質を大量に摂ることは新たなアレルギーを引き起こす可能性あると危惧しています。また、一部で指摘されている微生物の問題が養殖の衛生管理によってクリアされたとしても、食経験の少ないコオロギを常食することは想定外の健康影響を起こす可能性もあるため、食用とする前に十分な安全性の評価が必要であると考えています。
つきましては、以下、質問いたします。ご回答は文書にて4月7日までにお願いいたします。いただいた回答は団体のホームページ等で公開します。

1、 コオロギをパンに使用する目的は何ですか。コオロギを使う必要性はありますか。

2、 コオロギの安全性(健康影響の可能性)について、どのような確認をしていますか。

3、原料のコオロギは、どこの、どのような施設で養殖していますか。食中毒菌の残留防止等、衛生対策をとっていますか。

4、 コオロギパンはオンラインショップ限定・数量限定で販売しているようですが、どのくらいの数量を販売していますか。今後増産する計画はありますか。

5、 今後、スーパー等での販売計画はありますか。

6、貴社のコオロギパン販売について消費者から不安の声が高まっていますが、そうした声にどのように対処していますか。

以上