食用油の遺伝子組み換え表示に関する公開質問状

2023年2月8日

食用油メーカー各位(※社名は一番下に掲載)

食用油の遺伝子組み換え表示に関する公開質問状

私たちは食の安全・安心のために活動する消費者団体です。
今年4月から任意の「遺伝子組み換えでない」表示の条件が厳しくなることを受け、消費者は今後、遺伝子組み換えでない原料を極力使わないよう生産された食品を選びづらくなるのではないかと不安に思っています。その一方で、遺伝子組み換え原料を使って生産されている可能性のある食品に遺伝子組み換え原料使用の表示がないことに不満を持っています。最近、民間の調査・研究機関が行った食品・食品技術に関する調査によると、約7割が遺伝子組み換えを「避ける」と回答し、うち2割は「絶対に避ける」でした。遺伝子組み換え食品の流通から30年近く経つにもかかわらず、遺伝子組み換えに対する消費者の懸念は依然として根強いことが明らかになりました。消費者の権利である「知る権利」「選ぶ権利」が保障されるには、表示が重要なことは言うまでもありません。
そこで、私たちの食生活に欠かせない食用油について以下、質問します。ご回答は書面またはメールで2月22日までにお願いいたします。ご回答につきましては、回答の有無を含め団体のホームページ等で公開します。

1、どのような原料で食用油を製造していますか。該当するものに〇を付けてください。
① 全ての製品で遺伝子組み換えでない原料(分別生産流通含む)
② 一部の製品で遺伝子組み換えでない原料(分別生産流通含む)
③ 遺伝子組み換え不分別の原料

2、遺伝子組み換えに関する表示をしていますか。該当するものに〇を付けてください。
① 遺伝子組み換えの有無にかかわらず全ての製品に表示している
② 遺伝子組み換えでない製品に表示している(分別生産流通表示含む)
③ 表示していない

3、遺伝子組み換えに関する表示をする理由は何ですか。該当するものすべてに〇を付けてください。
① 表示が義務付けられていないから
② 消費者が望んでいるとは考えていないから
③ その他・具体的に(                        )

4、貴社の食用油の原料はどこから調達していますか。該当する番号に〇を付け、カッコ内に原材料を記入ください。⑦その他は国名も併せてお答えください。
① 国産(                       )
② 米国(                       )
③ カナダ(                      )
④ ブラジル(                     )
⑤ アルゼンチン(                   )
⑥ オーストラリア(                  )
⑦ その他(                      )

以上

※質問状送付先(12社、順不同)
日清オイリオグループ
J-オイルミルズ
不二製油
昭和産業
辻製油
平田産業
ボーソー油脂
米澤製油
味の素
創健社
オーサワジャパン
ムソー