『GМナタネ自生調査20年』発刊

食用油や飼料の原料として輸入される遺伝子組み換えの油糧種子であるナタネ、トウモロコシ、大豆、ワタは、陸揚げ港から製油工場までの輸送経路でトラックからこぼれ落ちています。そのうち、ナタネの自生が見つかり、市民の手で自生の実態の調査が行なわれてきました。 20年の調査活動を振り返り、市民科学の活動としての調査活動の意義と課題を再確認した講演・報告をまとめました。近所の路傍に花を咲かせている菜の花も、遺伝子組み換えナタネかもしれません。あなたも身近な場所での遺伝子汚染を調べてみませんか?

2025年2月刊
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン編集・発行
頒価500円、送料別(1冊320円、2~5冊430円)

目次
はじめに
市民によるGMナタネ自生調査の意義
遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の現状(天笠啓祐)
遺伝子組み換えナタネの自生調査20年を振り返り今後を考える(河田昌東)
シティズン・サイエンス――参加型科学のジレンマと可能性(木村あや)
遺伝子組み換えナタネの実態を知りたい(八田純人)
韓国のGMナタネ自生調査について(ムン・ジェヒョン)
海外に向けた情報発信(纐纈美千世)
団体報告(GMナタネ自生調査20年を振り返って)
 遺伝子操作食品を考える中部の会 グリーンコープ共同体 生活クラブ連合会
 コープ自然派 あいコープみやぎ なのはな生協  パルシステム東京
生物多様性条約とカルタヘナ議定書、同国内法とその問題点(天笠啓祐)
地域から遺伝子組み換え作物を考える ―脱成長と田園回帰(大江正章)
資料編
 2005~2023年の調査報告まとめ
 調査マニュアル(農民連食品分析センター)