回答(食品安全委員会)「クローン家畜食品についての質問状」
特定非営利活動法人 日本消費者連盟
代表運営委員 富山 洋子 様
食の安全・監視市民委員会
代表 神山 美智子 様
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐 様
この度、2009年2月6日付2008日消連第47号、08FSCW第22号をもっていただきました質問状につきましては、以下のとおり、回答させていただきます。
体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚並びにそれらの後代に由来する食品の安全性については、平成20年4月1日に厚生労働省から食品健康影響評価の依頼を受け、食品安全委員会において審議が行われてきました。
具体的には、食品安全委員会の新開発食品専門調査会にワーキンググループが設置され、最新の科学的知見に基づき審議が行われており、これまでに、小グループでの会合を含め、計7回開催されました。
平成21年1月19日に開催されたワーキンググループにおいて、「現時点における科学的知見に基づき、従来の牛や豚に由来する食品と比較して、同等の安全性を有する」とする評価結果(案)が取りまとめられました。今後は、新開発食品専門調査会での審議が行われ、その後、食品安全委員会での審議の結果、了承が得られれば、国民からの御意見・情報の募集、意見交換会を行い、必要に応じて更に審議を行った上で、最終的に評価結果が取りまとめられるものと考えています。
体細胞クローン技術を用いて産生された動物由来食品の安全性につきましては、国民の健康保護が最も重要であるとの認識の下、客観的・中立的に十分な審議が行われることが重要であると考えております。今後とも、食品安全行政の推進に御理解・御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
平成21年2月19日
内閣府食品安全委員会事務局長